「宅録を始めたいけど、結局なにを買えばいいの?」
ギターは弾けるのに、機材選びでつまずく人はとても多いです。
情報が多すぎて、何が「最低限」なのか分かりにくいんですよね。
僕自身、最初はiPadとiRigだけで宅録を始めました。
そこから少しずつ買い足して、今はMac+Logic Pro+Tascamのインターフェイスに落ち着いています。
つまり「最初から全部そろえる必要はない」ということ。
この記事を読めば、自分の予算で何を選べばいいかがハッキリします。
この記事でわかること
- 宅録に最低限必要な機材は何か
- 2万・5万・10万円それぞれのおすすめ構成
- 限られた予算をどこに使うべきか
- 後悔しない「買う順番」
結論:予算別おすすめ構成はこの3パターン
まず全体像から。
細かい解説の前に、結論を表にまとめました。
| 予算 | コンセプト | 主な内容 | こんな人向け |
| 2万円 | とりあえず始める最小構成 | エントリー機+無料DAW+無料アンシュミ | まず録ってみたい初心者 |
| 5万円 | 音質と効率がハッキリ上がる標準構成 | 定番インターフェイス+M50x+有料アンシュミ | 本気で曲を作りたい人 |
| 10万円 | 長く使える本格構成 | スピーカー+マイク+上位プラグインまで | バンドの音源を作り込みたい人 |
宅録に「最低限」必要な機材は4つだけ
予算の話に入る前に、必要なものを整理します。
ギタリストの宅録に最低限いるのは、たった4つです。
- オーディオインターフェイス(ギターをPCに繋ぐ箱)
- ヘッドホン or モニタースピーカー(音を正確に聴く)
- DAW(録音・編集ソフト)
- アンプシミュレーター(ギターの音を作る)
ギター本体とシールドは、すでに持っている前提です。
逆に言うと、この4つさえあれば録音は始められます。
この記事の予算について
ライン録りとマイク録りの違いは、別記事でくわしく解説しています。
【2万円】とりあえず宅録を始める最小構成

「まず音を録ってみたい」人向けの構成です。
無料で使える部分はとことん無料で済ませます。
| 機材 | おすすめ例 | 目安価格 |
| インターフェイス | Steinberg UR12 など | 約9,000〜11,000円 |
| ヘッドホン | CLASSIC PRO CPH7000(または ATH-M20x) | 約5,500〜7,500円 |
| DAW | GarageBand / Cakewalk 等(無料) | 0円 |
| アンプシム | 無料プラグイン | 0円 |
| マイク(任意) | CLASSIC PRO CM5S | 約1,200円 |
| シールド | 定番ブランドの1本 | 約1,500円 |
| 合計 | 約2万円前後 |
ポイント:DAWとアンプシムは無料でいい
最初から有料ソフトを買う必要はありません。
Macなら「GarageBand」が無料で付いてきます。
WindowsでもCakewalkなど、無料で十分使えるDAWがあります。
無料アンプシムも、今はかなり高品質です。
無料DAWの選び方は、こちらで比較しています。
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注意:安すぎるヘッドホンは避ける
音楽鑑賞用のイヤホンで宅録するのは、おすすめしません。
低音や高音が「盛られて」いて、正確な判断ができないからです。
とはいえ、高い必要もありません。
2万円構成でいちばんコスパが良いのは「CLASSIC PRO CPH7000」です。
サウンドハウスの定番モニターで、約5,500円。
1万円以下では頭ひとつ抜けた音質と評判で、入門にぴったりです。
もう少し装着感や定番感を重視するなら、ATH-M20x(約7,500円)でもOKです。
歌も録りたいならCLASSIC PRO CM5Sを足す
ギターのライン録りだけならマイクは不要です。
でも「歌も録ってみたい」なら、最初の1本としてCM5Sがおすすめ。
サウンドハウスのプライベートブランドで、税込1,188円。
マイクホルダーと収納ケースまで付いて、この価格は破格です。
ボーカル/楽器マイクの本格的な選び方は、こちらにまとめています。
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ココに注意
【5万円】音質と効率がハッキリ上がる標準構成

個人的に、いちばんおすすめなのがこの価格帯です。
「投資した分の効果」がいちばん大きく感じられます。
| 機材 | おすすめ例 | 目安価格 |
| インターフェイス | Focusrite Scarlett Solo / MOTU M2 | 約1.6〜2.5万円 |
| ヘッドホン | audio-technica ATH-M50x | 約1.8〜2万円 |
| アンプシム(有料) | AmpliTube 5 / TONEX 等 | 約0.5〜1.5万円 |
| DAW | 無料継続 or Logic Pro | 0〜3万円 |
| 合計 | 約5万円前後 |
インターフェイスは定番を選べば失敗しない
Scarlett SoloやMOTU M2は、宅録の定番です。
音質・安定性ともに信頼でき、長く使えます。
選び方の細かい基準は、こちらの記事にまとめました。
ヘッドホンをATH-M50xに上げる価値
M20xからM50xへ。
たった1万円ちょっとの差ですが、見える世界が変わります。
音の分離が良くなり、ミックスの判断がしやすくなります。
ヘッドホン選びの詳細は、こちらで解説しています。
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DTMモニターヘッドホンおすすめ|6,000円から始めた宅録ギタリストが選ぶ定番
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有料アンプシムで「自分の音」が作りやすくなる
無料アンシュミでも音は出ます。
ただ、有料版は音の選択肢と作り込みやすさが段違いです。
バンドマンに人気なのが「AmpliTube 5」と「TONEX」。
セール時期を狙えば、5,000円台から手に入ることもあります。
アンプシムの基本(接続順やゲインの考え方)は、こちらが参考になります。
ココがおすすめ
【10万円】長く使える"ちゃんとした"宅録環境

バンドの音源を本気で作り込みたい人向けです。
スピーカーとマイクまで揃えて、できることを増やします。
| 機材 | おすすめ例 | 目安価格 |
| インターフェイス | Scarlett 2i2 / UA Volt 2 等 | 約2.5〜4万円 |
| モニタースピーカー | YAMAHA HS5(ペア) | 約3.2〜4万円 |
| ヘッドホン | ATH-M50x(併用) | 約1.8万円 |
| マイク | SHURE SM57 + スタンド | 約1.6万円 |
| 合計(機材) | 約9〜11万円 |
モニタースピーカーで「曲の全体像」が見える
ヘッドホンだけだと、低音の量感がつかみにくいです。
スピーカーがあると、曲全体のバランスが見えやすくなります。
定番はYAMAHA HS5。フラットで素直な音が魅力です。
スピーカーの選び方・設置のコツはこちら。
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DTMモニタースピーカーおすすめ|ギタリスト宅録に最適な選び方
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マイク(SM57)でアンプ録りやドラムにも対応
SM57は、ギターアンプ録りの世界標準マイクです。
1.4万円ほどで、ライブでも宅録でも長く使えます。
実機アンプを鳴らせる環境なら、表現の幅が広がります。
マイク選びの詳細はこちらにまとめています。
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ダイナミックマイクおすすめ|ライブも宅録もこなせる定番
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上位プラグインは「ブラックフライデー」で狙う
10万円構成まで来たら、プラグインも上位版が欲しくなります。
TONEX MAXやAmpliTube 5 MAXは、空気感や音の選択肢が別格です。
ただし定価は高め。狙い目は11月のブラックフライデーです。
セールの時期や買い方は、こちらでくわしく解説しています。
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【2026年版】ギタリスト向けDTMブラックフライデー完全ガイド
ブラックフライデー(以下BF)は、DTMプラグインが1年でいちばん安くなる時期です。 割引率は50〜80%超えも珍しくありません。 ただし、安いからと手当たり次第に買うと「積みプラグイン」が増えるだけ ...
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限られた予算は「どこに使う」が正解?
全部にお金をかけるのは現実的ではありません。
優先順位をつけるなら、僕はこう考えます。
- ヘッドホン(音を正しく聴けないと全部ブレる)
- オーディオインターフェイス(録音の土台)
- アンプシム(音作りの幅)
- スピーカー・マイク(あると理想だが後回しでOK)
後悔しない「買う順番」

一度に全部そろえる必要はありません。
段階的に増やすほうが、失敗が少なくなります。
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1無料DAW+無料アンシュミで「録る」を体験
まずはお金をかけず、宅録の流れをつかみます。
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2インターフェイスとヘッドホンを買う
音質と安定感が上がり、本格的にスタートできます。
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3有料アンプシムで音作りを深める
「自分の音」が作りやすくなります。セールが狙い目。
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4スピーカー・マイクで環境を完成させる
ミックス精度が上がり、録れる音の幅も広がります。
よくある質問
Q. ギターはライン録りだけで大丈夫?
はい、最初はライン録りで十分です。
アンプシムを使えば、マイクなしでも本格的な音が録れます。
Q. パソコンは何が必要?
今使っているPCがあれば、まずはそれで始められます。
動作が重くなったら、買い替えを検討すればOKです。
Q. Logic Proは買うべき?
Macユーザーなら、買い切りで長く使えるのでおすすめです。
ただ、まずは無料DAWで慣れてからでも遅くありません。
まとめ:自分の予算に合った構成から始めよう
最後に、3つの構成をもう一度おさらいします。
- 2万円:無料ソフト中心。まず「録る」を体験する
- 5万円:いちばんコスパが良い。本気で作るならココ
- 10万円:スピーカー・マイクまで揃う本格環境
大事なのは「最初から全部そろえない」こと。
必要になったら買い足す。それで十分です。
まずは自分の予算に合った構成から、宅録を始めてみてください。
これからDTMを始める全体の流れは、こちらのロードマップでまとめています。