「アンプシミュレーターって、結局どれも同じじゃないの?」
正直、私もそう思っていました。
でもTONEX MAXを使い始めてから、その考えは完全にひっくり返りました。
この記事では、TONEX MAXをギター宅録で長年使い倒してきた正直な感想をまとめます。
結論から言うと、今一番好きなギタープラグインです。
この記事でわかること
- TONEX MAXの「空気感」が他と違う理由
- 宅録で実際に使ってみた正直な感想
- どんなギタリストに向いているか
TONEX MAXとは?まず基本をサクッと
TONEX MAXは、IK Multimediaが出しているアンプ&エフェクト・モデリングのソフトウェアです。
最大の特徴は「AI Machine Modeling」という技術。
実機のアンプやペダルのサウンドをAIがキャプチャーして、そのまま再現してくれます。
Tone Modelと呼ばれるキャプチャー音色が1,250種以上も用意されていて、世界中のユーザーが作った音色も共有できます。
収録内容はとにかく豪華です。
| Tone Model | 1,250種以上 |
| アンプ | 100種 |
| ペダル | 50種 |
ファズ、ディストーション、オーバードライブ、EQ、ブースターまでひと通り揃っています。
ちなみに価格はIK Multimediaのストアと一般の小売店でかなり差があります。
米国の小売店では$299.99前後で流通している一方、IK公式ストアではもっと安く出ていることもあります。
しかもIK Multimediaはセールが非常に頻繁で、過去には70%以上OFFになることも多いです。
価格はセールや為替で大きく変わります。購入前に必ず最新価格を確認してください。
使って一番驚いたのは「空気感」
正直に言います。
一番驚いたのは音の「空気感」でした。
今まで使ってきたアンプシムは、どこか「画面の中の音」という感じがありました。
平面的で、リアンプしても薄っぺらい。
でもTONEX MAXは違いました。
ピックが弦に当たる瞬間の質感。
アンプの前に立っているような、空気が震えている感じ。
これが宅録のライン録りで出せるのは、正直びっくりしました。
なぜ空気感が出るのか
理由はおそらく、実機を丸ごとキャプチャーしているからだと思います。
従来のモデリングは「アンプの回路を計算で再現」するアプローチでした。
TONEXは「実機の鳴り方そのものをAIで取り込む」アプローチです。
具体的には、実際のギター信号を実機に通した音をニューラルネットワークで解析し、Tone Modelを生成します。
これはIK Multimedia公式が「実機と区別がつかないレベル」と説明しているほどの精度です。
ここがポイント
実際に音を比較してみた(クリーン編)
言葉だけでは伝わりにくいので、実際の音を動画にしました。
まずはツイード系のクリーンサウンドで比較しています。
Logic Pro付属のAmp DesignerとTONEX MAX、それぞれのプリセットをもとに同じフレーズを弾き比べています。
語りはありません。画面と音だけのシンプルな比較です。
ツイード系特有の温かみや倍音の出方に注目して聴いてみてください。
実際に音を比較してみた(クランチ編)
続いてマーシャル系のクランチサウンドです。
それぞれのクランチ系プリセットをもとに、同じフレーズで弾き比べています。
イヤホン・ヘッドホンで聴くと、クランチの粒立ちや空気感の違いが分かりやすいです。
実際に音を比較してみた(ハイゲイン・ディストーション編)
最後はハイゲイン・ディストーション系です。
それぞれのプリセットをもとに、同じフレーズで弾き比べています。
歪ませたときの音の「締まり」と「輪郭の残り方」に注目して聴いてみてください。
シューゲイザー/オルタナ系のサウンドも出せる
私はMy Bloody ValentineやRadioheadが好きで、シューゲ系の音もよく作ります。
TONEX MAXは、そういったオルタナ系のサウンドも十分出せます。
正直イマイチだと感じた点
べた褒めばかりだと信用できないと思うので、気になった点も書きます。
注意ポイント
TONEX MAXは「実機をそのままキャプチャーする」設計なので、キャビやマイキングを個別にいじる自由度は低めです。
スピーカーの種類、キャビネットの素材感、マイクの位置まで細かく追い込みたいなら、AmpliTube 5の方が向いています。
慣れてくると、自分のお気に入りをいくつか固定すれば問題なくなります。
こんなギタリストにおすすめ
こんな方におすすめ
- 宅録のギター音が「細い・薄い」と悩んでいる
- ライン録りでもリアルな空気感が欲しい
- シューゲ/オルタナの分厚い音を作りたい
- 音色の引き出しを一気に増やしたい
逆に「最小限の音色だけあればいい」という人には、機能過多かもしれません。
まとめ:今一番好きなギタープラグイン
長年使ってきて、TONEX MAXは間違いなく宅録の主力になりました。
はっきり言って最高です。
一番の決め手は、何度も書いている「空気感」。
これまで「アンプシムはどれも同じ」と思っていた人ほど、一度試してほしいです。
音の概念が変わると思います。
この記事のまとめ
- TONEX MAX最大の魅力は実機のような「空気感」
- クリーン〜クランチのリアルさが特に秀逸
- シューゲ/オルタナの轟音も土台はこれで完結
- 音色は膨大なので、お気に入りを固定すると快適