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【実機レビュー】T-RackS 5の正直な感想|宅録マスタリングがこれ1本で完結する理由

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「マスタリングって、結局何のプラグインを買えばいいの?」

宅録を始めた頃、僕もそこで手が止まりました。

今使っているのはT-RackS 5です。

TONEXやAmpliTube 5 MAXと同じバンドルに入っていました。

これ1本で、マスタリングが完結しています。

ryo
ryo
ギター歴13年、DTM歴5年のryoです。EQ・コンプ・リバーブが最初から38種類詰め込まれているのがT-RackS 5です。プラグインを買い足さずに済んだのが、僕にとっては大きかったです。
でも「マスタリング用プラグイン」って他にもいろいろありますよね?T-RackSじゃないとダメな理由はあるんですか?
読者
読者
ryo
ryo
ダメではないです。ただ僕の場合、これはIK Multimediaのバンドルに入っていました。TONEXやAmpliTube 5 MAXと同じ会社です。だから追加費用はかかっていません。良かった点と、正直に気になった点を両方書いていきます。

T-RackS 5とは?Total Studio 5 MAXに入っているマスタリングツール

T-RackS 5は、IK Multimediaのミックス・マスタリング用プラグインです。

EQ・コンプ・リバーブ・サチュレーターなどのプロセッサーを、ラックのように並べて使います。

単体でも買えます。

ただ僕が持っているのは、Total Studio 5 MAXというバンドルの中の1本です。

TONEX・AmpliTube 5 MAX・MODO DRUMと同じパッケージに入っています。

エディション Standard(9プロセッサー)/Deluxe(22プロセッサー)/MAX(38プロセッサー)
チェイン構成 1系統あたり最大16プロセッサー。シリーズ・パラレル両対応。末尾には常にMaster Matchが配置される
対応形式 VST2/VST3/AU/AAX/スタンドアロン
書き出し形式 WAV/AIFF/FLAC/DDPイメージ

僕が持っているのはMAX版なので、38種類のプロセッサーが最初から使えます。

ポイントは、EQ・コンプ・リバーブを別々のプラグインで揃える必要がないこと。1本の中で、マスタリングチェーンを全部組めます。

ちなみにAmpliTube 5 MAXの内部エフェクトも同じ出自です。

T-RackS 5由来のプロセッサーが23本、内部に入っています。

ギター側とマスタリング側で、同じ質感の処理が使えるのも地味に便利です。

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収録プロセッサーの中身|EQ・コンプ・リバーブが最初から全部入っている

IK MultimediaのプラグインメニューにTR5系プロセッサーがずらりと並ぶ画面

MAX版の38プロセッサーは、大きく分けるとEQ・ダイナミクス・空間系・その他になります。

EQ系 12種類(EQual・Linear Phase EQ・British Channel・White Channel・EQ-73・EQ-81 など)
ダイナミクス系 14種類(Dyna-Mu・VC-670・White 2A・Multiband Limiter など)
リバーブ系 4種類(Hall・Plate・Room・Inverse)
その他 ONE(オールインワン)・Saturator X・Master Match など

特に使う頻度が高いのは、真空管系コンプのDyna-Muです。

もう1つはリミッターのMaster Matchです。

Master Matchは、リファレンス曲に音色・音量を近づけるための専用プロセッサーです。

チェインの一番最後に、固定枠として常に配置されます。

名機モデリング系のEQやコンプが多い印象ですけど、実際の使い勝手はどうですか?
読者
読者
ryo
ryo
見た目は実機ハードウェアを模した、少しレトロなデザインです。Dyna-MuはL/RとM/Sで2系統に分かれていて、最初は少し戸惑いました。ただ触っているうちに、実機のラックを操作している感覚に近いと分かってきました。

T-RackS Dyna-MuのL/R・M/S2系統コンプレッサー画面

リバーブに関しては、「The Farm Stone Room」というモジュールも入っています。

Genesisのスタジオの部屋鳴りを再現した、ドラム録りに強いリバーブです。

僕はベーストラックに挿して、Mono Crushで少し潰した質感を足すのに使っています。

T-RackS The Farm Stone Roomをベーストラックに挿した画面

基本の4種類に加えて、こういった個性的なリバーブも用意されています。

実際にマスタリングで使っている手順

僕がT-RackS 5でやっているのは、そこまで凝った手順ではありません。

まずEQで低域と高域のバランスを整えます。

次にコンプで、曲全体の粒立ちをまとめます。

最後にMaster Matchで、リファレンス曲に音量・音色を近づけます。

ryo
ryo
僕はいつもEQ→コンプ→Master Matchの3段構成です。Master Matchはマスターだけでなく、ギタートラック単体に挿すこともあります。目指す音源を読み込んで、音色を近づけたい時に使っています。

T-RackS Master Matchのリファレンスマッチング画面

T-RackS 5の一番の強みは、マスタリングの工程を1本で完結できることです。EQ・コンプ・リミッターを別々に立ち上げる手間がなく、CPU負荷も抑えられます。

 

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ミックスのバスプロセッサーとしても使える

T-RackS 5は、マスタリング専用というわけではありません。

ドラムバスやギターバスに挿して、まとめのEQ・コンプとして使うこともできます。

僕はドラムのバスに、EQualと軽めのコンプを挿すことが多いです。

個別トラックでは整えきれない、まとまり感が出ます。

ギタートラック単体にEQualを挿すこともあります。

AmpliTubeで音を作った後段に足して、狙った帯域を微調整する使い方です。

T-RackS EQualのフラットなEQカーブ画面

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T-RackS 5とT-RackS 6の違い|買うときに注意したいポイント

ここは正直に書いておきたい部分です。

僕が今使っているのはT-RackS 5(MAX版・38プロセッサー)です。

現在Plugin Boutiqueで単体販売されているのは、T-RackS 6 MAXです。

T-RackSはIK Multimediaの中で、バージョンが更新され続けています。T-RackS 5→T-RackS 5 MAX→T-RackS 6 MAXの順です。現行のTotal Studio 5 MAXはV2に更新されています。そちらにはT-RackS 6 MAXが収録されています。プロセッサー数は60種類以上に拡張されています。購入タイミングによって内容が変わる点は、知っておいたほうがいいです。

これからバンドルや単体を買う場合は、基本的にT-RackS 6 MAXになります。

プロセッサーの数が増えている分、機能的には上位互換といえるでしょう。

じゃあこの記事の内容って、今から買う人には当てはまらないんですか?
読者
読者
ryo
ryo
チェインの組み方は共通です。EQ→コンプ→Master Matchという流れも、T-RackS 6でも変わりません。使うモジュールが増えるだけなので、この記事の手順はそのまま参考にしてもらえます。

気になった点・人を選ぶところ

良い所ばかりではないので、気になった点も書いておきます。

ここは人を選ぶ
38種類もあると、最初はどれを使えばいいか迷いやすい/UIが実機ハードウェア風のレトロなデザインで、フラットな現代風プラグインに慣れている人には見た目が古く感じられる場合がある/ステレオイメージャーのような広がり系の専用処理は含まれていない

最初は「とりあえずONEだけ触る」くらいで十分だと思います。

慣れてきたら、EQやコンプを個別に組み替えていくのがおすすめです。

ryo
ryo
僕も最初は選択肢の多さに戸惑いました。今はEQual・Dyna-Mu・Master Matchの3つだけ使っています。決めてからは作業が早くなりました。

価格・買い方

T-RackS 5単体での新規販売は、現在終了しています。

これから手に入れる場合は、後継のT-RackS 6が対象になります。

単体で買うか、Total Studio 5 MAXのようなバンドル経由で手に入れる形です。

※価格や収録内容は時期によって変動します。購入前に必ず商品ページで最新情報を確認してください。


ryo
ryo
僕自身、T-RackSをそのままマスタリングに使っています。TONEXやAmpliTube 5 MAXと同じバンドルに入っているプラグインです。プラグインを買い足さずに一連の流れを完結できます。宅録の環境をまとめたい人には向いていると思います。

Total Studio 5 MAXについて
「Total Studio 5 MAX」には、マスタリング用のT-RackSがまとめて入っています。価格・セール情報は変動するため、購入前に必ず商品ページでご確認ください。

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単体でT-RackSだけ欲しい場合は、こちらも参考にしてください。

T-RackS 6 MAXをPlugin Boutiqueで見る

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こんな人におすすめ|まとめ

こんな方におすすめ

  • マスタリング用のプラグインを何から揃えるか迷っている
  • TONEXやAmpliTube 5 MAXと環境をまとめたい
  • EQ・コンプ・リミッターを1本で完結させたい
  • ドラムやギターのバス処理にも使い回したい

T-RackS 5は、マスタリングの「最初の1本」として十分な内容でした。

凝った処理を細かく追い込むタイプではなく、最短距離で音源を完成させるためのツールだと感じています。

ryo
ryo
マスタリングで何を使うか迷っているなら、まずT-RackSから触ってみるのがおすすめです。TONEXやAmpliTubeを持っている人なら、追加費用なしで一連の流れが完結します。

マスタリングの基本的な考え方は、こちらでも解説しています。

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