「アンプシミュレーターって、結局どれも同じじゃないの?」
正直、私もそう思っていました。
でもTONEX MAXを使い始めてから、その考えは完全にひっくり返りました。
この記事では、TONEX MAXをギター宅録で長年使い倒してきた正直な感想をまとめます。
結論から言うと、今一番好きなギタープラグインです。
この記事でわかること
- TONEX MAXの「空気感」が他と違う理由
- 宅録で実際に使ってみた正直な感想
- どんなギタリストに向いているか
他にも欲しいなら「Total Studio 5 MAX」のようなバンドルもあります。価格・セール情報は変動するため、購入前に商品ページでご確認ください。
TONEX MAXがセール中です。
TONEX MAXは、Plugin Boutiqueの表示で通常¥52,290のところ66%OFFの約¥17,365で販売中です(11月11日まで)。価格は表示や為替で変わることがあります。購入前にPlugin Boutiqueの商品ページで確認してください。
TONEX MAXとは?まず基本をサクッと
TONEX MAXというソフトウェアがあります。IK Multimediaが出しているアンプ&エフェクト・モデリングのソフトです。
最大の特徴は「AI Machine Modeling」という技術。
実機のアンプやペダルのサウンドをAIがキャプチャーして、そのまま再現してくれます。
Tone Modelと呼ばれるキャプチャー音色が1,480種類以上も用意されています。世界中のユーザーが作った音色も共有できます。
収録内容はとにかく豪華です。
アンプだけでなく、ファズ・ディストーション・オーバードライブ・ブースターまでひと通り揃っています。
ちなみに価格はIK Multimediaのストアと一般の小売店でかなり差があります。
米国の小売店では$299.99前後で流通しています。一方IK公式ストアではもっと安く出ていることもあります。
しかもIK Multimediaはセールが非常に頻繁です。過去には大幅に値下がりした時期もあります。
価格はセールや為替で大きく変わります。購入前に必ず最新価格を確認してください。
最新の価格やセール状況は、Plugin Boutiqueの商品ページで確認できます。
TONEX MAXの価格をPlugin Boutiqueで見る
TONEX MAXとSE・標準版・無料版CSの違い
TONEXのソフトは4つのグレードに分かれています。
音を作るエンジンは共通です。
違うのは2点です。
最初から入っている音色(プレミアムTone Model)の数と、使える機能です。
TONEX MAXとほかのグレードの違いは、主に最初から入っているプレミアムTone Modelの数です(SE 300以上/MAX 1,480以上。CSと標準版の数は公式サイトに記載がありません)。キャプチャー(自分の機材の音を取り込む機能)と、ToneNETの無制限ダウンロードは、無料のCSでも使えます(IK Multimedia公式の表記より)。
| 項目 | TONEX CS (無料) |
TONEX SE | TONEX (標準版) |
TONEX MAX |
|---|---|---|---|---|
| プレミアムTone Model | 記載なし | 300種類以上 | 記載なし | 1,480種類以上 |
| ToneNETからのダウンロード | 無制限 | 無制限 | 記載なし | 無制限 |
| 自分の機材のキャプチャー | ○ | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
| 主な入手方法 | 無料 | 一部のハードに付属 | 単体購入 | 単体購入 |
※数はIK Multimedia公式サイトの表記です。公式の現行名は「TONEX 2」「TONEX 2 MAX」ですが、この記事では通称の「TONEX MAX」と書いています。
無料のCSでも、キャプチャーとToneNETのダウンロードは公式表記上は無制限です。
無料アップデートで音色が追加されることもあります。
有料版どうしの差は、ほぼ「最初に入っている音色の数」だけです。
キャプチャーもToneNETのダウンロードも、公式表記では無料のCSから使えます。
MAXを選ぶべき人・標準版やSEで足りる人
ToneNETには、世界中のユーザーが作ったTone Modelが大量に公開されています。
そのため自分で音を探すのが苦にならない人は、標準版やSEでも困りにくいでしょう。
一方で、MAXが向いているのは次のような人です。
- 探す時間より、弾く・録る時間を優先したい
- IK公式が作り込んだ音色を一通り使いたい
- AmpliTube 5の中でもTONEXの音を使いたい
まずは無料のTONEX CSで音を確かめてから選ぶのが、失敗しにくい順番です。
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収録Tone Modelの一覧は、IK Multimedia公式サイトでPDF公開されています。
購入前に、好きなアンプが入っているか確認しておくと安心です。
使って一番驚いたのは「空気感」
正直に言います。
一番驚いたのは音の「空気感」でした。
今まで使ってきたアンプシムは、どこか「画面の中の音」という感じがありました。
平面的で、リアンプしても薄っぺらい。
でもTONEX MAXは違いました。
ピックが弦に当たる瞬間の質感。
アンプの前に立っているような、空気が震えている感じ。
これが宅録のライン録りで出せるのは、正直びっくりしました。
なぜ空気感が出るのか
理由はおそらく、実機を丸ごとキャプチャーしているからだと思います。
従来のモデリングは「アンプの回路を計算で再現」するアプローチでした。
TONEXは「実機の鳴り方そのものをAIで取り込む」アプローチです。
具体的には実際のギター信号を実機に通します。その音をニューラルネットワークで解析し、Tone Modelを生成します。
これはIK Multimedia公式が「実機と区別がつかないレベル」と説明しているほどの精度です。
ここがポイント
計算ではなく実機の挙動をそのまま取り込むから、倍音やコンプ感がリアルに残る。これが「空気感」の正体だと感じています。
実際に音を比較してみた(クリーン編)
言葉だけでは伝わりにくいので、実際の音を動画にしました。
まずはツイード系のクリーンサウンドで比較しています。
Logic Pro付属のAmp DesignerとTONEX MAXを比較してみます。それぞれのプリセットをもとに同じフレーズを弾き比べています。
語りはありません。画面と音だけのシンプルな比較です。
ツイード系特有の温かみや倍音の出方に注目して聴いてみてください。
実際に音を比較してみた(クランチ編)
続いてマーシャル系のクランチサウンドです。
それぞれのクランチ系プリセットをもとに、同じフレーズで弾き比べています。
イヤホン・ヘッドホンで聴くと、クランチの粒立ちや空気感の違いが分かりやすいです。
実際に音を比較してみた(ハイゲイン・ディストーション編)
最後はハイゲイン・ディストーション系です。
それぞれのプリセットをもとに、同じフレーズで弾き比べています。
歪ませたときの音の「締まり」と「輪郭の残り方」に注目して聴いてみてください。
オルタナ系のサウンドも出せる
私はRadioheadなどのオルタナ系が好きです。厚みのある音もよく作ります。
TONEX MAXは、そういったオルタナ系のサウンドも十分出せます。
正直イマイチだと感じた点
べた褒めばかりだと信用できないと思うので、気になった点も書きます。
注意ポイント
細かい音作りが苦手。スピーカー・キャビネット・マイキングなどを追い込みたい人には物足りないかもしれません。
TONEX MAXは「実機をそのままキャプチャーする」設計です。キャビやマイキングを個別にいじる自由度は低めです。
スピーカーやキャビの素材感、マイク位置まで追い込みたい場合もあります。そんなときはAmpliTube 5の方が向いています。
詳しい比較は、こちらにまとめています。
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慣れてくると、自分のお気に入りをいくつか固定すれば問題なくなります。
こんなギタリストにおすすめ
こんな方におすすめ
- 宅録のギター音が「細い・薄い」と悩んでいる
- ライン録りでもリアルな空気感が欲しい
- オルタナの分厚い音を作りたい
- 音色の引き出しを一気に増やしたい
逆に「最小限の音色だけあればいい」という人には、機能過多かもしれません。
まとめ:今一番好きなギタープラグイン
長年使ってきました。TONEX MAXは間違いなく宅録の主力になりました。
はっきり言って最高です。
一番の決め手は、何度も書いている「空気感」。
これまで「アンプシムはどれも同じ」と思っていた人ほど、一度試してほしいです。
音の概念が変わると思います。
この記事のまとめ
- TONEX MAX最大の魅力は実機のような「空気感」
- クリーン〜クランチのリアルさが特に秀逸
- オルタナの轟音も土台はこれで完結
- 音色は膨大なので、お気に入りを固定すると快適
Total Studio 5 MAXについて
TONEX MAXやAmpliTube 5 MAXなどをまとめて揃えられるバンドルです。価格・セール情報は変動するため、購入前に必ず商品ページでご確認ください。
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