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MODO DRUM vs BFD3|バンド宅録に合うのはどっち?両方所有者が比較



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この記事でわかること

  • MODO DRUMとBFD3、音の作り方の根本的な違い
  • バンド宅録における音質・重さ・カスタマイズ性の実測比較
  • 90年代オルタナ・グランジ系サウンドではどちらが有利か
  • ジャンル・PCスペック別に選ぶならどっちか
MODO DRUMとBFD3、どっちを買うか迷ってます。両方持ってる人の本音が知りたい。
読者
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ryo
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ギター歴13年、DTM歴5年のryoです。両方とも長年使っています。結論から言うと、どちらも優秀ですが得意なことがまったく違います。今日はその違いを正直に比較していきます。

先に結論だけ知りたい人へ

  • 動作の軽さ・自由な音作りを優先するならMODO DRUM
  • 生ドラムの空気感・オルタナ/グランジ寄りの質感を優先するならBFD3
  • 迷ったらPCスペックとジャンルで決めるのが失敗しない選び方

MODO DRUMとBFD3の基本スペック比較

まずは基本スペックの違いから整理します。

項目 MODO DRUM BFD3
開発元 IK Multimedia BFD(現inMusic)
音の生成方式 物理モデリング(リアルタイム演算) 実録サンプリング
収録キット数 13キット コア収録7キット(BFD3.5では51キット・60プリセットに拡張)
必要空き容量 公式最小要件は20GB以上 約55GB(インストール時は約100GBの空き容量が必要)
CPU負荷 高め(リアルタイム演算のため) 比較的低い
MIDIパターン 1,400以上内蔵 Grooveパターン(実演奏データ)収録
定価 要確認(セール時は大幅割引あり) $199(セール時$39前後)

BFD3.5では「51キット」という表記がありますが、これは実際に収録されている7つのコアドラムセットを組み合わせ・バリエーション化したものです。1から録り下ろした7セットとは別に51パターンあるわけではないので、購入前に誤解しないよう注意してください。

ryo
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数字だけ見るとBFD3のほうが容量が大きくて重そうに感じますよね。実際その通りなんですが、音の生成方式が違うので単純な優劣ではありません。ひとつずつ見ていきます。

音質・生音の質感を徹底比較

音質の方向性が、この2つの音源の一番の分かれ目です。

MODO DRUMの音の特徴|「設計する」音

MODO DRUMは物理モデリングでドラムの響きを計算します。

打点の強弱に応じて、毎回わずかに違う波形が生成されます。

ryo
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同じベロシティで連打しても音が均一に繰り返される「マシンガン効果」が出にくいのが強みです。あとキックを踏んだときにスネアが微妙に共鳴する感じも自然で、これは物理モデリングならではだと感じています。

BFD3の音の特徴|「選ぶ」音

BFD3は実際のドラムを録音したサンプルがベースです。

ベロシティレイヤーは最大80層あり、弱打から強打までの質感の変化が細かく録られています。

どっちも「マシンガン効果」は出にくいってことですか?
読者
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ryo
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そうです。ただし理由が違います。MODO DRUMは演算で毎回音を作り直すから。BFD3は膨大なレイヤー数から近い音を拾ってくるから。どちらも結果的に自然なグルーヴになりますが、空気感の質感はBFD3のほうが「録音物っぽい生々しさ」があります。

以下は実際に同じフレーズをMODO DRUMとBFD3それぞれで鳴らして比較した動画です。

MODO DRUMはキック・スネア・タムが物理モデリング、シンバルはサンプリングのハイブリッド構成です。金属の複雑な倍音はモデリングが難しいための設計です。

動作の軽さ・PC負荷を比較

宅録ギタリストにとって、地味に効いてくるのがPCへの負荷です。

ひとくちに「負荷」と言っても性質が違います。MODO DRUMはリアルタイム演算によるCPU負荷、BFD3は大容量サンプルの読み込みによるディスクI/O・メモリ負荷が中心です。どちらが重く感じるかはPCの構成(CPU重視かSSD速度重視か)によって変わります。

項目 MODO DRUM BFD3
起動速度 速い(サンプル読み込みなし) やや遅い(55GB超のライブラリ読み込み)
CPU負荷 高め(リアルタイム演算) 比較的低い
SSD使用量 公式最小要件20GB以上 55GB以上(インストール時は約100GBの空き容量が必要)
ryo
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MacBookなど内蔵SSDが少ない環境だと、この差は結構大きいです。わたしはLogic Proで複数プロジェクトを並行することが多いので、MODO DRUMの軽さは正直助かっています。
逆にCPU負荷はMODO DRUMのほうが高いんですよね?
読者
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ryo
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そうです。公式の動作環境ではCore i5(AVX対応)以上が最小要件になっていますが、この最小要件に近いスペックのPCだとMODO DRUMの演算負荷が気になる場面があります。その場合はトラックのフリーズ(凍結)やバウンスを活用するワークフローがおすすめです。

カスタマイズ性を比較|自由に作るか、豊富に選ぶか


MODO DRUMのプレイスタイル・打点位置パラメーターの設定画面。

MODO DRUMのカスタマイズ

シェルの材質・サイズ・ヘッドのテンション・打点位置・スティックの素材まで、パラメーターで音を一から設計できます。

13キット全部の音を聴き比べた動画はこちらです。ミックスに合うキットを探すときの参考にしてください。

BFD3のカスタマイズ

BFD3はマルチアウトでパーツごとに出力し、DAW側でEQ・コンプを個別にかけて質感を作り込むタイプです。

トム・レゾナンス・モデリングという、隣のドラムが共鳴する挙動を再現する機能も搭載されています。

BFD3のプリセットを一通り鳴らした動画です。生ドラムらしい質感の幅を確認できます。

ryo
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「音を設計したい」ならMODO DRUM、「録音した生ドラムを自分のミックスで磨き上げたい」ならBFD3、というイメージです。どちらも自由度は高いですが、方向性がまったく逆です。

バンドのジャンル別|どっちが合うか


BFD3のプリセット「BFD3 90s Seattle Rock 109bpm PG」の表示。90年代シアトルロック系のサウンドが収録されている。

自分のバンドのジャンルだとどっちが合いますか?
読者
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ryo
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わたし自身は90年代オルタナ・シューゲイザー・グランジ系の音を長年作ってきました。その経験だと、荒削りな空気感が欲しいときはBFD3、タイトでモダンな質感が欲しいときはMODO DRUMを使い分けています。
合う音楽性 おすすめ音源
ロック・オルタナ・グランジ・アメリカーナ BFD3
メタル・モダンロック・ポップ MODO DRUM
ミックスの基準点になるフラットな音が欲しい MODO DRUM(Referenceキット)
荒削りな質感を活かしたい MODO DRUM(Grungyキット)/BFD3

どちらの音源も、キットの選び方次第でかなり印象が変わります。ジャンルで即決めず、まずはプリセットキットを一通り試聴してから判断するのがおすすめです。

Logic Proでの使い勝手を比較

どちらもLogic Proでマルチアウト(パラアウト)に対応しています。

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MODO DRUMはInstrument slotでmulti-output instanceを選び、MixerでAux channel stripsを追加する流れです。BFD3も同様にOutputsタブから個別出力を割り当てられます。手順自体はほぼ同じですが、BFD3のほうがUIの情報量が多く、最初は少し迷うかもしれません。
どっちも打ち込み初心者には難しいですか?
読者
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ryo
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プリセットのMIDIパターンを使う分にはどちらも簡単です。MODO DRUMは1,400以上のパターンから、BFD3は実際のドラマーが演奏したGrooveパターンから選べます。ゼロから打ち込む必要はほぼありません。

価格・セール傾向を比較

価格は為替や販売サイトのタイミングによって変動します。購入前に必ず現在の価格をご確認ください。

BFD3は定価$199で、セール時は$39〜$50前後まで下がる傾向があります。

MODO DRUMはIK Multimediaのエコシステム製品なので、TONEX MAXやAmpliTube 5 MAX v2とのバンドル特価が出ることもあります。

ryo
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どちらもPlugin Boutiqueなら四半期ごとの大型セールで大幅に安くなります。急いでいなければセールのタイミングを待つのが賢明です。ブラックフライデー前後は特に狙い目です。

結論|両方所有者が選ぶならどっち

MODO DRUMが向いている人

  • ストレージ容量を節約したい
  • ドラムの音を自分でゼロから設計したい
  • プロジェクトの起動を速くしたい
  • IK Multimediaのエコシステム(TONEX・AmpliTube)と統一したい
  • メタル・モダンロック・ポップ寄りのサウンドを作りたい

BFD3が向いている人

  • 生ドラムのリアルな空気感を重視したい
  • ロック・オルタナ・グランジ・アメリカーナ系のサウンドを作りたい
  • パラアウトして自分でミックスを作り込みたい
  • CPU負荷を抑えたい(PCスペックに不安がある)
結局、一本だけ買うならどっちがいいですか?
読者
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ryo
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打ち込み初心者でシンプルに軽く使いたいならMODO DRUM。バンドっぽい生々しい空気感を最優先にするならBFD3。わたしは両方使っていますが、正直どちらか一本でも宅録のドラムは十分戦えます。音の方向性で決めて大丈夫です。

この記事のまとめ

  • MODO DRUMは物理モデリング、BFD3は実録サンプリング。音の作り方が根本的に違う
  • 容量とCPU負荷はトレードオフの関係。MODO DRUMは軽量・BFD3は低負荷
  • ジャンルで選ぶなら、メタル・ポップはMODO DRUM、オルタナ・グランジはBFD3寄り
  • どちらもLogic Proでのパラアウトに対応しており、打ち込み初心者でも扱いやすい
  • 両者は競合というより補完関係。予算が許せば両方所有する価値がある

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