宅録ギター、ライン録りとマイク録りで悩んでいませんか?
ギターを宅録で録音するとき、最初にぶつかるのが「ライン録り」と「マイク録り」のどちらを選ぶかです。
結論から言うと、宅録を始めたばかりのギタリストはライン録りが正解です。
ただし、これは「マイク録りがダメ」という話ではありません。それぞれに向き不向きがあります。
この記事では、ギター歴13年・DTM歴5年の筆者ryoが、実際に両方を使ってきた経験をもとに、違いと選び方を整理します。
ライン録りとマイク録りの違いとは
まず言葉の意味を整理します。
ライン録りとは、ギターの信号を直接オーディオインターフェイス(以下I/F:ギターやマイクの音をPCに取り込む機材)につないで録音する方法です。
マイク録りとは、ギターアンプから出た音を、マイクで拾って録音する方法です。
図でイメージすると

ざっくり信号の流れはこうなります。
ライン録りの流れ
ギター → I/F → PC(DAW内でアンプシム)
マイク録りの流れ
ギター → アンプ → マイク → I/F → PC
※アンプシムとは、本物のアンプの音をソフトで再現する技術のことです。TONEXやAmpliTubeなどが代表例です。
ライン録りのメリット・デメリット

ライン録りの3つのメリット
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1音量を気にせず録れる
アンプを鳴らさないので、夜中でも、マンションでも録音できます。
これが宅録で一番大きいメリットです。
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2録った後で音を変えられる
ライン録りした素の信号を「ドライ音」と呼びます。
このドライ音を残しておけば、後からアンプシムを差し替えて音作りをやり直せます。
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3マイクや防音が要らない
マイクスタンドも、防音室も不要です。I/Fとケーブルがあれば始められます。
ライン録りのデメリット
正直に書くと、デメリットもあります。
注意ポイント
アンプシムの設定次第で、音が「細い・痛い」と感じることがあります。
これは設定で解決できる問題です。別記事で詳しく扱う予定ですが、原因の多くはゲインの上げすぎや、キャビネット設定の不足です。
マイク録りのメリット・デメリット

マイク録りのメリット
マイク録りの一番の魅力は空気感です。
アンプから出た音が、部屋の空気を震わせ、それをマイクが拾う。この一連の流れが「生っぽさ」を生みます。
特に轟音系やバンドの一体感を出したいときに効きます。
マイク録りのデメリット
マイク録りのハードル
- アンプを大音量で鳴らす必要がある
- マイクとマイクスタンドが要る
- 部屋の反響(残響)が音に乗ってしまう
- 録った後で音を変えにくい
宅録、特に集合住宅では、アンプを十分な音量で鳴らすこと自体が難しいです。
音量を絞ると、アンプ本来の良い音が出ないというジレンマもあります。
筆者の実体験:宅録はライン録りに落ち着いた
筆者は8年ほど宅録を続けてきました。
最初はiPadのGarageBandとiRigから始め、今はMacのLogic ProとTascamのI/Fを使っています。
マイク録りをやめた理由はシンプルです。
夜しか作業時間が取れないのに、アンプを鳴らせなかったからです。
音量を絞って録ると、思ったような音にならない。深夜に録音できない日が続きました。
ライン録りに切り替えてから、録音のハードルが一気に下がりました。
思いついたフレーズを、夜中でもすぐ録れる。この手軽さが宅録では一番大事だと感じています。
今はTONEXやAmpliTubeといったアンプシムの完成度が高く、ライン録りでも十分なクオリティが出せます。
結局どっちを選べばいい?
タイプ別にまとめます。
| こんな人 | おすすめ |
| 宅録を始めたばかり | ライン録り |
| 集合住宅・夜に作業 | ライン録り |
| 後から音を作り込みたい | ライン録り |
| 大音量を出せる環境がある | マイク録りも検討 |
| 生の空気感を最優先したい | マイク録り |
この記事のまとめ
- 宅録を始めるなら、まずはライン録りが正解
- ライン録りは音量を気にせず、後から音も変えられる
- マイク録りは空気感が魅力だが、宅録ではハードルが高い
- 大事なのは「続けられる方法」を選ぶこと
ライン録りに必要なI/Fの選び方は、別記事で詳しく解説しています。あわせてどうぞ。