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【実機レビュー】BFD3はバンドマンの宅録ドラムの完成形か|ギタリストが正直に評価



この記事でわかること

  • BFD3の音質・使い勝手をギタリスト目線で正直に評価
  • MODO DRUMとの違いと使い分けの考え方
  • Logic Proでのセットアップ手順
  • BFD3のセール価格の傾向と買い時

宅録でバンドサウンドを作るとき、ドラムをどう鳴らすか。これは多くのギタリストが最初につまずくポイントだと思います。

わたし(ryo)はBFD3を所有しています。同じくIK Multimedia製のMODO DRUMも持っていて、用途によって使い分けています。

この記事では、BFD3を実際に使い続けた経験をもとに「買うべき人・そうでない人」を正直に解説します。

BFD3って名前はよく聞くけど、実際どうなの?
読者
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ryo
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定価$199のドラム音源で、セール時は$39前後まで落ちます。音の質感は本物に近くて、宅録でバンドサウンドを作りたい人には刺さります。でも「手軽さ」を求める人には向かないかもしれない。そのあたりを詳しく話しますね。

BFD3とは何か|どんなドラム音源か

BFD3は、BFD(現inMusic)が開発したソフトウェアドラム音源です。

2013年に初版がリリースされ、現在はBFD3.5がインストールされます。

BFD3.5はBFD3の無償アップデート版。既存ユーザーは同じライセンスで使えます。ライセンス管理がinMusic Software Centerに移行しているので、初めて使う場合はアカウント作成が必要です。

特徴をひとことで言うと、「生ドラムの録音データをそのまま収録した、リアリズム重視の音源」です。

BFD3の主な特徴

収録キット数 7キット(ロック・メタル・ジャズ・ブラシ等)
サンプルデータ量 160GBを55GBに圧縮して収録
ベロシティレイヤー 最大80レイヤー
対応フォーマット VST2 / VST3 / AU / AAX
Apple Silicon対応 あり(Rosetta不要)
定価 $199(セール時$39〜$50前後)
55GBって結構デカいですね…
読者
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ryo
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そうなんです。インストール時は一時的に約100GBの空き容量が必要になります。SSDの余裕を確認してからインストールしてください。

実際に使ってみた感想|音質と使いやすさ

音質:生っぽさは本物クラス

BFD3の音質は、ドラム音源の中でもトップレベルです。

ベロシティレイヤーが最大80層あるので、弱打から強打まで細かなニュアンスが出ます。機械的なパターンが続いても、同じ音が繰り返される感覚(いわゆる「マシンガン問題」)が少ない。

ryo
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バンドサウンドのミックスで聴き比べると、BFD3は「空気感」が違います。スネアのリバウンド感や、ハイハットの倍音が自然で、ギターと混ぜたときになじみやすいと感じています。

特に気に入っているのがトム・レゾナンス・モデリングという機能です。

実際のドラムでは、あるドラムを叩くと隣のドラムが共鳴します。BFD3はこれをシミュレートしていて、サンプル音源には出しにくい「バンド感」が生まれます。

使いやすさ:慣れが必要だが深く使える

正直に言うと、最初はわかりにくいです。

UIの情報量が多くて、どこから手をつければいいか迷います。

ビギナーには難しそう…
読者
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ryo
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「プリセットを選んで鳴らす」だけなら5分でできます。難しいのは「自分好みに細かく調整したい」場合。でもそこまで使いこなせると、自由度がすごく高い。

付属のGrooveパターンも充実しています。Steve Ferrone(元Tom Petty and the Heartbreakers)やBrooks Wackerman(Avenged Sevenfold)など、実際のドラマーによる演奏データが収録されています。

打ち込みの知識が浅くても、Grooveパターンを組み合わせるだけでリアルなドラムトラックが作れます。

Logic Proでの使い方|セットアップ手順

基本的なセットアップ

Logic ProでBFD3を使う手順は以下の通りです。

step
1
inMusic Software Centerでライセンス認証とインストールを完了させる

step
2
Logic Proを起動し、新規トラック→「ソフトウェア音源」を選択

step
3
Instrument slotで「BFD3」を選択(Audio Units形式で表示されます)

step
4
BFD3のUIが開いたら、左のKitブラウザからプリセットを選ぶ

step
5
MIDIリージョンを作成してGrooveパターンを配置、または打ち込みで入力

マルチアウトってどうすればいいですか?
読者
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ryo
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BFD3のOutputsタブで各ドラムに個別の出力を割り当てられます。LogicのInstrument slotで「マルチアウト」を選択して、Aux channel stripsを追加する手順です。個別にEQ・コンプをかけたいときに使います。

M1 Pro/Max/UltraのMacでノイズが出る場合は、BFD3の設定から「Multi-threaded synthesis」と「Multi-threaded mixer」を無効にしてください。公式でも推奨されている設定です。

BFD3とMODO DRUMの違い|どう使い分けるか

わたしはBFD3とMODO DRUMの両方を所有しています。実際に使い続けた感想をまとめます。

BFD3 MODO DRUM
音の作り方 実録サンプル 物理モデリング
生っぽさ ◎(サンプル由来の自然さ) ○(モデリングで近づけた感じ)
カスタマイズ性 ○(パラアウトで細かく調整可) ◎(物理パラメーターで自由自在)
動作の軽さ △(55GBのサンプル読み込み) ◎(モデリングなので軽い)
向いている音楽 ロック・オルタナ・アメリカーナ メタル・モダンロック・ポップ
ryo
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ざっくり言うと、「生っぽい空気感が欲しいならBFD3、パンチとタイト感を優先するならMODO DRUM」という使い分けをしています。90年代オルタナやグランジ系のサウンドを目指すなら、BFD3のほうがニュアンスが出やすいです。
どちらか一本だけ買うならどっちですか?
読者
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ryo
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打ち込み初心者でシンプルに使いたいならMODO DRUMのほうが入りやすいです。「バンドっぽいリアルな生音」を最優先にするならBFD3。セール時の価格差も小さいので、音の方向性で決めていいと思います。

BFD3の価格とセール傾向|買い時はいつか

BFD3は定価$199ですが、セールで大きく値下がりする音源です。

価格は為替や各サイトのタイミングによって変動します。購入前に必ず現在の価格をご確認ください。

過去の実績として確認できたセール価格は以下の通りです。

販売サイト セール時最安値(実績)
Plugin Boutique $39〜$50前後(最安$34の記録あり)
Plugin Fox $39前後
Thomann $34〜$38前後

Plugin Boutiqueでは、四半期ごとのセールで80%前後の割引が繰り返されています。急ぎでなければ、セールを待つのが賢明です。

また、Plugin Boutiqueで購入するとVirtual Cashが貯まり、次回の購入時に使えます。セールとVirtual Cashを組み合わせると実質的なコストをさらに下げられます。

BFD3をPlugin Boutiqueで見る

BFD3のデメリット|正直に言います

良いことばかり書いても仕方ないので、気になった点も正直に書きます。

気になったデメリット

  • ストレージを食う:コアライブラリだけで55GB。インストール時は一時的に約100GBの空き容量が必要
  • UIが複雑:最初は情報量に圧倒される。慣れるまで時間がかかる
  • ライセンス管理の移行が必要:旧FXpansionアカウントからinMusicへの移行作業がある(新規購入の場合は不要)
  • BFD3.5への移行で旧バージョンと共存不可:アップデートすると旧バージョンは置き換えられる
ryo
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特にストレージの問題は、内蔵SSDが少ないMacBookだと気になります。外付けSSD(Thunderbolt/USB-C接続)にライブラリを置けるので、そこで対処するのが現実的です。

BFD3が向いている人・向いていない人

BFD3が向いている人

  • 生ドラムのリアルな空気感を重視したい
  • ロック・オルタナ・グランジ・アメリカーナ系のサウンドを作りたい
  • パラアウトして自分でミックスしたい
  • セール時に$39〜$50で購入できる

BFD3が向いていない人

  • ストレージに余裕がない(外付けSSD対応で解決はできる)
  • シンプルに素早くドラムを鳴らしたい(MODO DRUMのほうが向いている)
  • EDM・ポップ系のタイトなドラムが目的(専用音源のほうがいい)

まとめ|BFD3は「生っぽさ」にこだわる人の選択肢

BFD3は、生ドラムのリアルさを最優先にしたい宅録ギタリストに向いた音源です。

UIの複雑さやストレージの大きさはデメリットですが、音の質感は投資に見合うレベルだと感じています。

ryo
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わたしはオルタナ・グランジ系のサウンドを作るときにBFD3を使います。バンド感と空気感が出やすくて、ギターと混ぜたときのなじみ方が気持ちいいです。

定価$199ですが、セール時は$39〜$50前後まで下がります。急ぎでなければセールを待って購入するのがおすすめです。

BFD3をPlugin Boutiqueで確認する

MODO DRUMとの比較についてはこちらも参考にしてください。


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この記事のまとめ

  • BFD3は実録サンプルベースのドラム音源。生っぽい空気感が強み
  • 定価$199、セール時は$39〜$50前後まで下がる
  • UIの複雑さとストレージの大きさ(55GB)がデメリット
  • ロック・オルタナ・グランジ系に特に向いている
  • MODO DRUMとは用途・音の方向性が異なる。両者は競合より補完関係

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